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~同時刻~
憑麼の場所からだいたい100mぐらいの上空
舌が出てる傘を持っているオッドアイの女の子と、
先端が鋭い赤い羽と先端が矢印の青い羽があるミニスカの女の子が空を飛んでいた
「ぬえちゃんどこ行くの?」
傘を持っている女の子が尋ねる
「私は…どうしようかな…?命蓮寺に行こうかな…?小傘も行く?」
ぬえと呼ばれてる女の子は小傘と呼ばれてる女の子の話している
「私?私は誰か驚かせたいかなー?w」
「ふぅ~ん………」
興味なさそうに返事するぬえ
「誰かいないかなぁ?」
辺りをキョロキョロと見る小傘
「あそこに座ってる人がいるじゃない」
とぬえが見付けた人の方に指差しし、小傘に教えた
「ホントだ!今から驚かせよっ!!」
目が輝いてる小傘
「はいはい」
呆れてるぬえ
憑麼の心境
ふぅ…疲れた
後何kmぐらいなんだろ
誰か命蓮寺知ってる人いないかな…
とりあえず休んだら走るか…
そして小傘は気付かれないように憑麼の後ろに着地する
ぬえは様子を見るために木に隠れた
小傘が動き出す
小傘が憑麼の肩を叩く
「ん?」
と言いながら憑麼が振り向いた
その瞬間
「うらめしや~」
空気が凍り付く
「………あ、…はい…」
憑麼が困った顔で小傘を見る
「あれ?なんで驚かないの!?」
焦っている小傘
どう対応すればいいんだよ…
「小傘~やっぱりそんなレトロなやり方じゃ誰も驚かせないよ」
木からぬえが出てくる
「でも………」
落ち込む小傘
なんか罪悪感あるんですけど…
「あの~?」
憑麼が声をかける
「なんですか?」
ぬえが返事をする
「君達は…?」
「あぁ、私?私は封獣(ほうじゅう) ぬえ。正体不明をウリとしてる妖怪。
それでこの子が多々良 小傘(たたら こがさ)、驚かすのが大好きな子」
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