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誰かの声が聞こえた まだ上手く動かない足を 動かして声がした方へと 行ってみた そこには 三人の人が居た 「貴様ら止めろと 言ってるだろうが 貴様らが暴れるから 魚が逃げて行くではないか!!」 「何を言っちょるか 魚を取るにはやっぱり熊を 見習わなければいかんぜよ だからこう手首を使って・・」 ザバッ、ザバッ 「止めんかー!!」 「だいたいヅラお前は さっきから何してんだよ じっとして宇宙と交信中か?」 「違うわ!! こうやってじっとして 川に成り切っているんだ そしたら魚がこう俺に・・」 「お前馬鹿だろ もう良いからそのまま 川になれよ、なってくれよ お願いだから 川のように流れていってくれよ」 「何だと!!だいたいー・・」 『・・・・』 ただ見ている事しか 出来なかった 、
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