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「やっぱりお菓子は饅頭だぜ」
「違うわよ。お餅よ」
霊夢と魔理沙はいつも通りおやつについて討論していた。
「両方食べればいいのよ」
咲夜が口を挟む。
「そんなんじゃ駄目よ。お餅に饅頭なんて合わないわよ」
霊夢が溜め息をしながら答える。
「早苗はどっちがいいよ?」
魔理沙が早苗にのしかかりながら質問する。
「咲夜さんの言う通り両方食べればいいじゃないですかぁ~。あと…重いですよ魔理沙さん…」
早苗は両方食べたそうに答える。
「むぅ…よし霊夢!こいつで決めよう」
そう言いながら魔理沙はポケットからコインを出した。
「また新手なつまらない遊び?」
「まあそう言うなよ」
霊夢が溜め息をするのは無理ない。毎回魔理沙が持ってくるゲームはつまらない物ばかりであった。
「このコインに魔法を掛けるんだ」
「私の気持ちを饅頭にさせようとする魔法?」
「ないない。そしてこいつを、よっと」
魔理沙はコインを上空に投げ、
「こいつが早苗の所に行ったら饅頭、咲夜の所に行ったら餅」
「変な魔法ね…」
コインが上に上がったその時、コインから光が放たれた。
「な、なんだこれは…こんな魔法なんて掛けてないぞ…」
「ちょっと眩しいわよ魔理沙!」
「私も知らないぜ!」
その時何かが倒れる音がした。
「ちょっと早苗大丈夫!?」
早苗が咲夜に倒れかかっていた。
その時早苗が微かに言葉を残した…
「…オーロラ作戦……」
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