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「ここは…ボート…?」
霊夢が起きてすぐあたりを見回した。
「………」
周りにはウホッいい男達が英語で会話をしていた。
「ん…」
「あ、魔理沙気がついた?」
「あぁ…いったい何があったってんだよ…」
「ところで魔理沙…これ見て」
霊夢達の手元には銃があった。
「これは…なんだ?」
「私に聞かれてもわかるわけないじゃない」
2人が言い争いをしているといい男達が話しかけてきた。
「………」
しかし霊夢達は英語が全くわからなかった。
「ねえ魔理沙、わかる?」
「ふふふ…こんなこともあろうかと…」
そう言うと魔理沙はポケットに手を入れる。
「…あんたのポケットは異次元か」
「突っ込んだら負けだぜ」
そして出てきたのが、
「翻訳こん○ゃく~」
「あ、それ知ってる!ドラ○もんの道具でしょ?」
「なら使い方は知ってるな?ほら」
霊夢と魔理沙はそれを食した。
「……というわけだ。わかったか?ワイアット」
霊夢に話しかけていた。
「わ、ワイアット?」
「なんだまだ寝てるのか?」
いい男が霊夢の頬をつねる。
「痛い痛い痛い!」
魔理沙は腹を抱えて笑っていた。
「もう一度言うからよく聞けよ」
いい男が話していたのはオーロラ作戦についての話だった。
「オーロラ作戦…あ!」
「どうした?」
「咲夜と早苗がいないわよ!」
「そいつは家族かなんかか?今は戦争中なんだから終わってからにしろよ」
「違うわよ!さっきまで一緒にいたのよ」
そう言うと霊夢は辺りの船を見渡す。
すると隣の船に咲夜の姿が見えた。
「あら、霊夢じゃない」
「…あんたものんきねぇ…」
「えぇ、割と…ね」
いい男が霊夢達を見ながら、
「お前ら知り合いか。なら共に行動させるとするか」
「軍曹、準備が完了しました」
「よし、エンジン始動」
その声と同時にボートが動き始めた。
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