異変

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「GO!GO!GO!」 雨のように爆撃が落ちる中4人は走り抜けていた。 まだ銃を使い慣れていない霊夢達は、乱射ばかりしていた。 「弾は沸き出てくるわけじゃないんだぞ。しっかり狙え」 「すごく…反動が大きいわ…」 能力が使えない3人には過酷な事だった。 敵兵は勢いを増して突撃してくる。 「天皇陛下万歳!」 「天皇陛下万歳!」 「チハたんばんじゃーい」 「天皇陛下万歳!」 ……… 「この梯子を登るんだ」 一通り敵が片付き、軍曹が崖の上から梯子を降ろす。 「本当に科学者なんているのかしら」 霊夢が息を整えて質問する。 「いなければわざわざ俺達がこんなことをする意味がない」 「さぞかしいい科学者なんだろうな…」 「どこかの竹林の医者のことかしら」 魔理沙と咲夜が喋っていると、 「シッ!」 軍曹が敵の装甲車に気づいて隠れさせる。 「地雷があるから気を付けろよ」 4人で草影に潜んでいると敵兵の喋り声が聞こえてきた。 「…それにしてもさっきのはいったい…」 「まさか空を飛ぶなんて…」 「かなり味方がやられてしまった…体勢を……」 その時、敵兵の上から爆撃が降ってきた。 「よし、残りを倒して先に行くぞ」 軍曹の後ろで3人は同じことを考えていた。 「「「空を飛ぶ…」」」
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