プロローグ

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起きてください、起きてお兄ちゃん 「う~ん?」 やっと起きてくださいましたか 「貴女は誰ですか?」 目の前には黒いフリルがついた、いわゆるゴスロリファッションをした少女がいた 白い髪に綺麗な顔立ちから少女とは思えない気品が漂う 因みに俺が少女だろうと思ったのは身長からだ 「私の名前はリア、これから貴方の付き人になることになりました宜しくお願いします」 「そうですか?」 何をいってるんだろ? 「ところでさっきお兄ちゃんとか言いませんでした?」 「ハイ言いました殿方はああいう起こし方が好きだと聞きましたので。」 「そうですか」 「?何で困った顔をしているんですか」 リアはちょっと知識が偏ってるらしい 「もしかして嫌でしたか?」 「いや、嫌というわけじゃないんだけど」 「そうですか良かったです」 「ですが、反応がいまいちだったので次からは他の起こし方をしようとおもいます」 「はい!?」 「聞こえませんでしたか次からは他の起こし方をしようとおもいますと言ったのですよ」 「あの~俺の耳が悪いんだと思うんですがその言い方ですと俺の傍に明日からもいるということになりません?」 だから言ってるでしょう私は貴方の付き人ですって ……すみません、付き人って何ですか? …………説明してませんでしたね 今から説明します、結構短いんで最後まで聞いてください。
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