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「あれ?なんかまだ人少ない気が……」
「登校時間……とっくに…過ぎてる……」
「う~ん。とりあえずクラス分けの表でも見に行くか?」
秋乃はコクリと頷いた。
おかしいな…人が少ない…
まさかほとんど事故で…!?
いやそれはないな(笑)
「わわわっ!?」
忘れ物?いやそんな馬鹿な―
バタッ!!
「今の音なんだろう?後ろから聞こえたような…」
俺は恐る恐る振り返ってみた。
そこには――
女の子が倒れていた。
まさか…本当に事故が起きたのか!?
しかも倒れていた女の子は何故か見覚えがある気がした。
でも…なんでこんな所で…。
ここは校舎だぞ!?
ってそんな事言ってられない!
「大丈夫か!?」
「違います。私は白菊優美奈っていいます!」
……俺は直感的に察した。
この子は天然バカだという事を。
「そうじゃなくてさ、倒れてたから大丈夫か?って聞いたんだけど」
「だから違いま……あれ?風見さんじゃないですか!?」
「え…あ、うん」
「こんにちはっ!そしてお久しぶりです!それでは!!」
今朝なんだけど…。
そしてお久しぶりじゃなくて初めましてなんだけど…(汗
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