終わりの始まり

10/19

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
「あれ?なんかまだ人少ない気が……」 「登校時間……とっくに…過ぎてる……」 「う~ん。とりあえずクラス分けの表でも見に行くか?」 秋乃はコクリと頷いた。 おかしいな…人が少ない… まさかほとんど事故で…!? いやそれはないな(笑) 「わわわっ!?」 忘れ物?いやそんな馬鹿な― バタッ!! 「今の音なんだろう?後ろから聞こえたような…」 俺は恐る恐る振り返ってみた。 そこには―― 女の子が倒れていた。 まさか…本当に事故が起きたのか!? しかも倒れていた女の子は何故か見覚えがある気がした。 でも…なんでこんな所で…。 ここは校舎だぞ!? ってそんな事言ってられない! 「大丈夫か!?」 「違います。私は白菊優美奈っていいます!」 ……俺は直感的に察した。 この子は天然バカだという事を。 「そうじゃなくてさ、倒れてたから大丈夫か?って聞いたんだけど」 「だから違いま……あれ?風見さんじゃないですか!?」 「え…あ、うん」 「こんにちはっ!そしてお久しぶりです!それでは!!」 今朝なんだけど…。 そしてお久しぶりじゃなくて初めましてなんだけど…(汗
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加