終わりの始まり

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あ~あ、頭からこけたな。 絶対痛いわ、うん。絶対痛い。 「お~い、大丈夫かぁ~?」 「今日はよく間違われるなぁ。人違いですよ、私は白菊優美奈です」 面倒だ…。 こいつかなり面倒だ…。 「あ~白菊さん?もう痛くないですか?」 「あ、はい。大丈夫です。」 大丈夫じゃないんじゃ無かったのかよ…… 「心配してくださってありが……って風見さんじゃないですか」 「あぁ、そういえばさっきも会ったな。なんで俺の事知ってんの?」 「え~っとですね…それはその…あれです!宇宙人さんに教えてもらいました!!」 あ~この子相手にすんのすっげぇ面倒だ。 「で?その宇宙人とはどういう関係?なんで宇宙人が俺の事知ってんの?」 「さっき風見さんと会う前に突然現れて、お話しました。」 嘘かなり下手だなぁ…… 「何の話してたの?」 「えーっと…そのぉ~…あの~」 「何?」 「風見さんがこの世界を支配しようとしてるってお話を聞きました…」 俺が世界を支配しようとしてる…ねぇ。 「その宇宙人の名前とかは?」 「確か、ダイ・ジョーブさんだったと思います」 ・・・。
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