終わりの始まり

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――なんて事はせず…ってか出来ませんね、はい。 やったら俺の高校生活2/3がエライ事になるからな。 よし、さっさと済ませよう… 「ただの人間…ッ!!!」 しまったぁぁあああ!!!! さっきまでいらん事考えてたから口が勝手に動いてしまったぁぁああぁあ!!!! ヤバイ……どうしよう…。 この状況はマズイ!! みんな俺に注目してキョトンとしてる…! マズイ!非常にマズイ!! どうする…!?どうするよ俺!? あーもう分かんねぇ!! こうなったら………!! 「ただの人間の風見裕己です。」 ミスった…… 選択肢ミスった……… 自殺死亡フラグ立ちますねこれね。 あぁ~彼女の一人ぐらいは欲しかったなぁ~。 予想通りみんなぼけぇ~っとしている。 もう嫌だ………。 こんな事なら―― 「わぁ~。裕己君ってカッコイイ漢字なのねぇ~。先生さっき見た時分からなかったから今初めて知ったわあ~」 嘘だろ……? まさかの救世主か……!? 「先生も湊って言う漢字ちゃんと読んでもらえない事ってよくあるのよねぇ~」 先生…… 「先生風見君とはすぐ仲良くなれる気がするわあ~」 先生……(泣
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