終わりの始まり

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「風見くぅ~ん」 「あっどうしたんですか?神宮寺先生?」 「えぇ~っとぉ…」 そう言い、持っていたカバンの中から紙を取り出し、ペンケースに入っていたボールペンを取り出し、何かを書きだした。 「ハイこれ」 「何ですか…って、……電話番号と……メアド?」 「そうよぉ~。お友達なんだものぉ~」 まさか…本気で友達になるつもりなのかよ…(汗 「えっでも…」 「お迎えが来たみたいねぇ~」 「お兄ちゃんっ!終わるの早かったんだね!!」 「ん…そうか?」 「あらまぁ~かわいらしい子ねぇ~」 「……浮気………?」 「おい秋乃いろいろ間違ってる」 「…何……?」 「この人は担任だ。それに浮気でもなんでもない。そもそも俺達は兄妹だ」 「…むぅ……」 全く…早速ブラコンがバレちまったじゃねぇか。 「よろしくねぇ~」 「よろしくお願いしますっ!」 「…」 「秋乃ちゃん…だったかしらあ~?よろしくねぇ~」 秋乃はゆっくりと頷いた。 もっと愛想よくなればなぁ…。
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