終わりの始まり

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ものすごく道行く人の目が痛い……(汗 可愛い女の子二人に抱き着かれてる思春期真っ盛りな高校生の気持ちを知ってくれ… 咲も秋乃も元気戻って、めっちゃ笑顔で抱き着いてるんだけど…。 ってゆーか... 「そろそろ行かないとヤバくね?」 「「あっ……」」 ポケットのケータイを取り出し、時間を見ると……、 7:56 「…お兄ちゃん……遅刻……」 「ハハハ……マズイな…(汗」 「お兄ちゃん!」 「こんな時に何だ?」 「三人で競争しよっ!」 ナニコノ子…… ちなみに俺達の高校は家から歩いて20分程かかる。 「競争なんて言ってられねぇ!走るぞっ!!!」 咲と秋乃の手を掴み、走り出した。 途中で秋乃の顔を見ると凄く赤かったのは多分一人で照れていたからだろう…。 自分からは積極的なのに、受けはダメなのかよ…… 可愛い奴め…。 一方咲はずっと満面の笑みを浮かべていた。 そんなに楽しいか…? 一人一人様々な考えで、ただ走った。 全力で。
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