終わりの始まり

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「どっちとヤった…?」 前言撤回。 てっきり、妹さん?とか、もしかして彼女?とかの反応だと思っていたのに。 少し好感度が下がった。 「よし分かった!こっちの胸のおっきな子だろ!お前大きい方が好きだもんな!!」 好感度が下がった。 「そっちの子は…胸無いもんな!とてもお前好みには…グフッ」 秋乃がヒロの腹を目にも止まらぬ速さで殴った。 すごい……見えなかった…。 「本気で痛い…ちょ…何この子…」 「妹」 「いやそうじゃなくて…」 「秋乃」 「だからそうじゃなくて……」 「じゃあ何?」 「このつるぺた幼女は一体何者なん…ヴッ」 今度は少し見えた。 秋乃が一瞬で回転してヒロに回転蹴りを背骨に食らわしたのだ。 すごく美しかった。100点。 ヒロは地に這いつくばって顔を歪めてもがいている。 秋乃のヒロへの好感度が大幅に下がった。好感度が最悪になった。 あ~あ、せっかくの顔が勿体ないな… 相変わらず顔を歪めてもがいてるヒロを上から冷たい目で睨む秋乃。 このコンビは最悪だな…(汗 「さて、そろそろ行くか」 「そうだねっ!」 「…うん……」 そして俺は、親友を犠牲にし、 校舎へ向かった…。
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