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私は3人兄弟の長女として生まれました。
兄と弟がおり、父は建設会社の中堅管理職で、母は一般的な主婦でした。
当時、共働きの家庭で祖父母等と生活していました。
母は知り合いの近所の工場でパートをし、弟は大学受験に失敗して、予備校に通う毎日でした。何かにつけて弟は、母から過保護的な扱いを受けていました。特にひどかったのは、祖母でした。
兄は生まれて間もない頃、高熱により発達障害を来たし、それ以来、重度障害者の認定を受けていました。
私が福祉関係の業務に興味や希望を持つ事になったのも、この兄の影響が大だったのです。
兄を見て、ボランティア活動を参加したりしている内に、いつしかその道を目指す様になりました。
周囲の人達も、そんな私を見て、福祉関係のに入るもの、と思っていました。
特に母は強くその道を望んでいました。
又、私も当然の様にそう思っていました…。
だからこそ、より一層の社会勉強をしたかったのです。
今、思えばそれが間違いだったかも知れません。
スンナリと大学卒業後、福祉関係に従事すれば良かったかも知れません。
大学時代に海外旅行も友達同士で行き、又、卒業旅行も海外でした。
恋人も出来たり、失恋の苦い経験も、大学時代でした。
19才の時、始めての厄払いで、友達と一緒に神社へ出掛けた事があります。この神社でお祓いの数年後、奇怪な方向へハマる事になってしまったのです。
数年後にあまりにも人生が狂い始めたので、知人を通して、全く違う稲荷山神社の神主さんに見て貰ったところ、[獣の霊が虜りついている]と言われたのです。
もっと詳しく教えてもらうと、その厄払いの時に私に憑いた、と言うのです。
そういえば、あの厄払いを境に、私の知らないところで、私に関係する事が次々に、不可解な事が起きたのです。
詳しい内容はこれからお話しの中で出てきますが…。
お話しが、突然に飛びますが、最初の居酒屋での時に戻ります。
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