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「へえ、秋生まれか。
ってことは…俺が年上だな?」
金髪は嬉しそうにニカッと笑った。
「いや、違うだろ。お前は早生まれだから俺の方が年上だ」
「ん何ィ!?」
「俺がもうすぐお前より一個年上になるんだよ」
言い返せて満足そうな表情で金髪を一瞥する。
「クソッ」
金髪は悔しそうな顔をした。
別に年上だろうが年下ろうが、んなことに何の関係があるってんだ。
剣士にはさっぱりわからなかったが、
悔しがる金髪の姿を見て なんとなく勝ったような気分がしたのだった。
「そうかーゾロのが年上なんだなあ …11月?」
青鼻は ふと気がついた。
明後日は ──────ゾロの誕生日だ。
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