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中3の春。
「うぅ~…寒いッ…」
春といってもまだまだ冷たい風
が吹いている。
そんな中、今一緒に帰ってる
幼なじみの燿が私に聞いてきた。
「なぁ、唄乃。
高校どこいくか決まってる?」
「え~…うん。まぁ、一応?」
一応……ね。
私はバカだから行ける高校限られてるから……。
「マジ!?どこにしたん?」
「………暁[あかつき]学園…。」
―――暁学園。
私みたいなバカでも受け入れてくれる学校。
学校はキレイだし、広いし。
それに、学費が安い。
「…ふーん……。」
「「…………………。」」
この間はなに?!
なんか気まずいんですけど💦
「……私の事、バカとか思っ…」
「俺もそこにしよ。」
――…………はい?
「今、なんて言った??」
聞き取れなかった訳じゃないけど……。
私、耳いいしっ!!
ってそうじゃなくて💦
「俺もそこにしよっていったんだけど?」
「……なんで!?
あんた頭いいじゃんッ!!」
実際燿は、定期テストや小テストなどで80点以上とるほどに
頭がいい……。
私の70点以下を下回る点と違って……。
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