パラン領北部 国境の町ヒラハン

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蒼い髪の女性は駆け足でランドのところにいった。 ドテン そして転んだ。 ?「うー、イタタタタ。」 ランド「……ん?なんだ? 大丈夫か?」 ランドは気付いて手を差し伸べた。 ?「あ、ありがとうごさいます! あのー…、私のことを覚えてますか?」 ランド「んー、ん? すまん、いつあったか教えてくれないか?」 ?「えっと……、327年前に北の魔法の国、マジックィで変な人に連れて行かれそうになったときに……。」 リュマ(あんたもドラゴンか!?) ランド「あー…あ! わかった!あん時のか! 確か名前は……エルゼさんだっけ?」 エルゼ「そうです! あの時はありがとうございました!」 ランド「お礼を言うほどのことじゃないさ。 なんならお茶を一緒に飲まないか? 知り合いも一緒で良ければ。」 エルゼ「は、はい! さっきの小さい子ですね!」 ランド「?なんで知ってるんだ?」 エルゼ「あわわ、さっきちらっと見たんです!」 ランド「ふぅん。」 エルゼ「あの………。」 ランド「ん?」 ランドはコーヒーを口にした。 エルゼ「好きです!」 ランド「ふぅん………ぶっ!?」 ランドはびっくりして隣の植木にコーヒーを吹いてしまった。
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