パラン領北部 国境の町ヒラハン

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数分後、ランドはやっと落ち着いた。 そして、 エルゼ「あのー…、お返事は…?」 ランド「うん……俺は数百年前のできごととかほとんど覚えてないんだ。 せいぜい共に協力してきた仲間ぐらいしか覚えていない。 だけど何故か君のことははっきりと覚えてる。」 エルゼ「…………。」 ランド「多分だけど、俺も一目惚れしてたと思う。 それから1ヶ月後、会いにいったんだけど、居なかった。」 エルゼ「ランドさんと出会った1週間後経ってもランドさんのことが頭から離れなかったのです。 それで我慢できずランドさんを捜すため旅にでたんです。」 ランド「そうだったのか…。 それで俺は諦めた。 だけど……また会えた。 だからこれは俺から言わせてくれ。 ずっと一緒に居てくれるか?」 ランドは手を机においた。 エルゼ「はい、喜んで。」 エルゼはランド手のうえに手を重ねた。 …………。
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