2話ー住処と能力

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どうも、志朗です。只今、宵見里の郊外の山の中にいます。 えっ?通帳はどうしたかって、それも具体的な数が出てきてない。 なら教えてあげよう。「一兆」だよ。一兆。ゼロが12個と1が一個です。はい、スミマセン。サラリーマンの生涯賃金の約3333倍です。全国の労働者に謝りたいです。コンクリートが俺の血で染まる位土下座して謝りたい。 あのお金は押し入れの奥深くに封印して、必要な時だけ少しずつ使う予定です。色々混乱しそうなので…。 スミマセン、うちの爺が…。 ーーーーーーーー 今は能力の確認のために山の中に来ています。気になる紫狼への変身も紫電も町や家の中で使ったら、えらい事になるのでわざわざこんな深夜の山深くに来ました。 周辺対策もバッチリです。どうやら紫狼への変身能力を手に入れてから、目・鼻・耳・五感の全てが強化されたようで、周囲に人がいないことを証明してくれている。
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