2話ー住処と能力

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次に外見だな。 …………………うん。デカいね。目線の高さが人間の時と大差ない。大きな毛並みの良い尻尾も横にユラユラ動く。三角耳もピコピコする。爪はまるで刃物のようだ、試しに岩を引っ掻いてみる。…………。ワオ!軽く引っ掻いただけで、バターみたいに斬れる。走ってみる。…………。新幹線並みに景色が流れる。ジャンプしてみる。木を軽く超える。噛んでみる。…………。丸太がポッキーみたいに……。ぺっ!!まじい!!。 うわ~。凄まじいなこれ。じゃあ次、紫電をやるか。えっと単純に撃つならバチバチを想像しろと言っていた。バチバチって雷だよな。ならイメージは電磁砲を市街地でぶっ放すあのガールで良いよな。 イメージしだすと、体の回りからバチバチバチバチと紫の雷が溢れるように噴き出す。そしてそれを前にはき出す感じで放出する。紫の雷が凄まじいスピードで体を離れ、岩に激突する。 『ドガーーン!』 爆音が消えると、抉れたように消えている岩。良く見ると接触面が一部ガラス化している。 まあレベル5の電磁砲よりは威力が弱いが、ここでは反則な能力だろう。狼の脅威的な身体能力に、紫電という雷を操る異能まで備わっているんだ。鍛えれば間違いなく宵見里でも上位に食い込むだろう。まあ単純な力だけでは宵見里では勝てないんだが。体育会系の人には負けはしないだろう。 まあ、ぼちぼち頑張るかー。本編まであと六年もあるし。
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