それは突然に…。

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さて現状を確認しよう。 右ー真っ白な空間 左ー真っ白な空間 後ろー真っ白な空間 前ー土下座した爺 「what?(なに?)」 苦手な英語が口からでるほど理解不能なこの現場。例え、コナン君でも解決出来ないだろう。 思わず蒼き狸を喚びそうな自分を許してもらいたい、それ程な緊急事態である、どっかのイジメっ子に敗北する軟弱少年とは訳が違うのだ。 「と、取りあえず!立って下さい!!」 まずは、この爺から事情を聞かなければ。 ーーーーーーーー 「ようやくすると…、あんたのせいで俺は死んだと…。」 「え、ぇっと………そうなるのう……。」 古代ギリシャの服以外は普通の爺さんが申し訳なさそうに話す。 爺さんの話しでは 間違って、トラックが引くはずでない自分を引いてしまったらしい。 まさかトラックに引かれて死ぬとは我ながらあっけない最後だったようだ。 ついでに生き返らせろと言ったら、引かれた自分を見せられた。 うん。無理だね、上と下が泣き分かれで、顔の半分が無くなってるよ…。 「俺はこれからどうしろと。」 「出来れば…違う世界に転生して欲しいのう。そうしないと儂が上に消されちゃうし。でも安心するのじゃ、デンプレどうり好きな小説やアニメの世界に転生させて、オマケにチート能力も付けてやるのじゃ。さあ!どこに行きたい!『ゼロ魔』か、『リリカル』か、人気の『ネギま』か!さあどこじゃーー!」
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