六年後…。そして介入。

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さらにこの人…バッチリ目合わしてこっち見てます。 そりゃあもうガン見です。 たった今黒狼に喰い殺されそうになったのに自分が怖く無いんでしょうか。 良く見ればこの人肩の出血が止まってません。黒狼の歯形から血がタラタラでてます。 死んで欲しくないので俺は怖がらせないようにゆっくり近づき、その出血部分に顔を近づけー ぺろ、と。 その傷口を、舐めた。 ピクリと深祈が震えるがお構いなしに舐めていく。 やがて血が止まり、傷が引きつけを起こしたように塞がり、ピンクになっていく。 コレは修行の途中で分かった事だが紫狼には貰った能力だけ出なく隠された力が有るようだ。一つがこの『治癒』だ。よっぽどの致命傷でないかぎり舐めたら治るっぽい。 ーーーーーーー ある程度、深祈の傷が治った所で俺は立ち上がり、きびすを返し森に帰る。深祈が何事か言っているが気にせず、俺は森の奥深くに入って行った。 ーとまあこんな感じでバレてしまいました。あれから4年…ずっと諏訪部の追跡者どもと戦いの連続です。最近では黒狼や銀狼までハンターに加わってます。そして吹き飛んで貰ってます。(殺してません)別に時間内に逃げ切っても賞金とか出ないので貧乏くじ引くのはこっちばっかりです。 サッサと檸檬や帰って来た勇太が加わる前に解決したいですね。
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