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ストーキング勇太は上手く気配を消して要るようだが、分かる人には分かるストーキングの仕方だった。
ハッキリと言って声など掛けたくないが、友人の奇行?をこれ以上みている訳にもいかず。堂々と接近する。
「ストーキングは犯罪だぜ、そこの若いノ。←(志郎は精神年齢は30過ぎてます。)」
「…………!!」
声を潜めて呼びかけると、勇太はバッと振り返った。
「…いっ!嫌違うぞこれは!これは護衛であって決してストーキングではなく!やましい気持ちがあった訳では……………、もしかして志郎か?」
勇太はひとしきりアワアワやった後、やっと志郎に気がつく。
「ふむ…今『護衛』とか非常に興味深い言葉が出てきたが今は聞かなかったことにしてやる…で!、まさか友達の顔を忘れた訳ではないだろうな勇太…?」
「忘れたわけじゃ無いけど四年ぶりでわからなくなってただけだよ。」
「うむ、なら良いんだが。…………では、おかえりだなー勇太。」
「…ただいまー志郎。………今度からは普通に前から声を掛けてくれ。……」
「まあ、善処する。」
俺たちはしばらく再開を喜びながら、いくらか会話すると、それぞれの役目のため、離れていった。
勇太は姫の護衛に、
志郎は戦いの準備のために
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