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でもおっさんズ(2人なので複数形)はポカーンとマヌケ顔をしている。
なんだ?
自分たちの撃ったメラ的な何かがこれっぽっちしか効かないのがショックなのか?
紫狼の毛皮は柔らかくて頑丈です。しょっちゅう自分の毛皮に頭丸めて寝てるし、諏訪部が投入してきた猟師一個小隊に撃たれたって平均だった。…少し痛かったけど。
なので、おっさんズ落ち込む必要はないぜ。なかなか熱かったぜメラ。
お風呂のお湯くらいはな!
ふと、ヒナたちをみるとこっちもポカーンとしている。
なんだなんだ?あのおっさんズはそんなに強力な術者なのか…。そうなら、人選見直せよ…。
そんな思考をしている内に、みんなが奇跡的に声を揃えて呟いた。
「「「「「紫狼がしゃべった」」」」」
あっ………………、やべー………しくった………。
そう思いながら、ヒナたちに背を向け、俺は一目散に逃走する。
結局なんとか逃げ出せたが、散々な原作介入となった。
後日、諏訪部で紫狼が話せる事について激論が交わされたのは言うまでもない。
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