隠し事はいつかはバレる。

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ヒナたちと戦ってから二週間がたった。 あれからというもの俺は毎日夜、家を抜け出し山で修行している。 何故かというと、ヒナと勇太が第一巻の敵である愛に狂った教師『草野英治』を倒したのである。 原作どうり草野は何十年にも及ぶ「願」を諏訪部里に願い、暴走。体育館を崩壊させ女優の野川を殺害しようとするが、勇太andヒナコンビに阻まれ、逆にその命を散らす事になった。 ここまでは原作どうりだが2つイレギュラーなことが起こっていた。 一つは勇太の『黒狼へ変身』にたいする恐怖・戸惑いがなかったことである。 これは原作以上の命の取り合い(紫狼との戦闘)で吹っ切ったと思いたい。(これには主人公補正の可能性も高い。じゃないと説明できない。) まあ、これは歓迎すべき事態だ。味方の損害は減るし、もしも俺に挑んできても本気でやればいい。 問題なのは2つ目なのだ。 なんと原作での諏訪部の守護神の金毛九尾の大狐『狐狩田源之丞』がいないのである。
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