隠し事はいつかはバレる。

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当初は俺の狐に対するエンカウント率の悪さか、もしくは自分と同程度または近い存在である紫狼との接触をなるべく避けているのかと思っていた。 だか勇太との接触が確認されていないのだ。勇太や狐の一番の親友だったヒナの兄『諏訪部和臣』に聞いてみたが「そんな人は知らない。」と口を揃えて言うのだ。 一応、クラス名簿を洗ってみたが確認できなかった。 原作重要人物だった狐がいないことに頭を悩ますこととなった俺だか、答えは意外な所から出てきた。 なんとしばらく出て来なかった『爺(神)』が知っていた。 というか、コイツが犯人だった!!! 訳を聞くと、爺が最初に提案した『リリカル』や『ネギま』は転生者が多く、世界として容量に余裕があるらしい。 だか自分が提案した『オオカミは懐かない』といったあまり知られていない世界は容量に余裕がなく、入れるなら変わりに誰か消さなくてはならないらしい。 それで選ばれたのが自分と同程度の力を持つであろう『狐狩田源之丞』だったという訳だ。 別に狐が消えた事に問題はない。可哀想だが今更どうしようもない。 問題は、狐がヒナや勇太たちに降りかかる危険の数々を救ってきた事にあるのだ。
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