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特に第二巻にやってくる最強の敵。
甲賀の対諏訪部限定殺戮人形『三郎』がもうすぐやってくるのだ。
この敵は狐が勇太たちを助けてくれなければ、勇太たちは確実に皆殺しにされていただろう。
狐がいない今この役目は確実に自分に回ってくる。今の自分でもみんなを守る自信はあるが、鍛錬しておかない理由はない。
……………………
体の回りに紫電を帯電させながら、ゆっくりと目の前の岩を見据える。そのままの帯電を続けながら一部の紫電を帯電の外に漏らす。
漏れた紫電は空気中に放出され派手な音をたてるが、それを丸めるようにイメージすると紫電の玉が空気中に発生する。
その数は十二。
(取りあえず抽出は成功…後は。)
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