隠し事はいつかはバレる。

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十二の紫電は旋回しながら俺の周りを浮遊する。 旋回する速度を速くしたり、何個かを岩に飛ばしてみたりする。 紫電球?に直撃された岩は、当たった場所だけがポッカリと穴を開ける。 取りあえず完成である。新技の名前は『紫球』、イメージとしてはマリ○カートの三連発の赤い亀甲羅をイメージしている。 撃って良し!守って良し!の万能技の完成である。 いや~!完成して良かった。過電粒子砲とかレールガンとか俺の大技は兎に角溜めの時間が長いので、防御の方法が欲しかったのだ。 一応、防御技として『放電』があるのだが、放電している間は動けないし、範囲がたった十メートルしかない。決まれば勝てるが、避けられれば不利に…。 参考にしたのもフルフ○なので使ったら負けの気がする。 まあ…完成したのでそんなこともう気にしなくて良いのだ。 あ~あ~。それにしても眠い…。徹夜して開発したし、無駄な紫電も大量に使った。 家に戻る気すら湧いて来ない。まあいいや、明日は休日。朝に帰れば問題ないないだろ。 そう思い俺は木にそばに体を横たえ丸くなる。 この時、俺は紫狼化を解かなかった。 まさか誰かくるなんて思いもしなかったからな。
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