隠し事はいつかはバレる。

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戻って志郎side …………ー~ー…うっ…ーー…ーう~ん。 中途半端は覚醒を経て俺の意識が表面上に上がってくる。 ぁ~あー、よく寝たな。ありゃ…、自分何してたんだっけ?え~っと、確か…新しい技の練習をしてて、疲れたから寝たんだっけ。 辺りを見回すと昨日みたような風景が見える。どうやら紫狼を解いていなかったようで紫色の毛皮と前足が見える。 (……帰らなくては…。) 家に帰るため立ち上がろうとするが、何やら腹の辺りで重みを感じた。 こう……何ていうか…柔らかい? この柔らかみ…覚えがあった。 腹の上を見てみると尻尾の下に膨らみがあった。 そっと尻尾を持ち上げてみる。 眠ってる檸檬がいた。 尻尾をかぶせる。 朝日を見上げ二・三度まばたきする。オレンジ色の太陽光線がまぶしい。 …よし!今日も頑張れそうだ! もう一度、尻尾を持ち上げてる 変わらない現実として、相変わらず眠ってる檸檬がいた。 愛らしい寝顔でスヤスヤ寝ている檸檬。 対して俺の心のなかはパニックと言う名の気持ちの内乱がおこっていた。 …と言うこともなく、落ち着いていた。いや…、観念したのかもしれない。
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