隠し事はいつかはバレる。

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あれから二時間がたったぜ、檸檬の『お話し』は桃色光線こそ飛んで来なかったが、小言がバルカン砲の弾のごとく飛んできて俺の精神を蜂の巣にしやがった。 一瞬、黒い眼帯をつけた偉大なるビックボスが「死ぬんじゃない!弾は抜けているぞ!」と励ましてくれているように感じた。 ふふっ…大佐……俺はもう無理みたいだ。 ーーーーーーーーーーーー 檸檬のバルカントークもようやく終わりの兆しがみえはじめた。 「……!ー。ー・ーーーー…!……~ーー…。ーーーーーー…~ー!ーー?ーーーー/ー・ーーーー……~~~~ーー・ー。・ーー~だからね!分かった志郎くん。」 俺を苦しめた檸檬のバルカントークの残弾がついに底をついた。 終わった…。長かった。檸檬が何を言ったなんか何にもおぼえちゃいない。大概はなんか家や友達やお役目に対する愚痴に聞こえたが、ストレスたまってんだろう。 俺は檸檬のお話しが再発しないことを確認して俺は立ち上がった。 俺が立ち上がったことで驚いたのか、少し後ずさる檸檬。 あ~あ、やっぱり怖いよな。紫狼の時は頭の高さまで二メートル近くある。檸檬は確か160もいってなかったと思うので、そんなものがいきなり自分の前に現れたら、怖いよな普通は。 『やっぱり…怖いか?』 俺の問いに意外なことに檸檬は首を横に振る。
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