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「そう言えば~、今日新しい先生が来たんだよ。」
おかずの玉子焼きをつっつきながら、檸檬は嬉そうに話す。
「へえ~、そうなのか。この時期に新教員なんて珍しいな。で、どんな人なんだ?」
この時期に教員か…。十中八九、諏訪部の関係者だろうな。甲賀のバカ忍者が三郎の前に何かしてたと思うから、その対応だろうな。う~~ん。新任教員か……。何か忘れているような…。
「うん♪昔よくヒナちゃんたちがお世話になった人で~、たぶん志郎くんも知ってるよ。」
ますます訳がわからん。俺に教員の知り合いなんていたか?
「………俺が知ってる諏訪部の関係者か…。該当者が多すぎて分からん。なんて名前なんだ?」
俺の知ってる該当者は多いぞ~。何百人も紫狼の討伐任務にきたからな、能力のおかげで大概は顔と名前を覚えているからな。
「えっと……。深祈姉の本名て確か…。(ガシャン)!!あ~!志郎くんお弁当が~~~~~!」
ああ…、弁当?
滑り落ちた弁当が地面に叩きつけられ、ウィンナーや玉子焼きが地面を転がっている。
あ~あ…さらば弁当よ。君の犠牲は忘れない!何故なら君のおかげ?で大事な事を思え出せたのだから。
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