**ゆめ**

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あなたが、笑っていた。 とっても幸せそうに。 僕の、隣で。 無理をした、辛そうな、何故か泣きそうな、いつもの笑顔じゃなく。 綺麗に、静かに微笑んでた。 覚えているのは、たったそれだけ。 でも、笑ってくれた。 夢じゃなくても。 僕の、隣で。 一瞬だけだったけど、夢の中と同じように。 僕は、その笑顔がもっと見たい。 だから、我慢しないで、溜め込まないで。 たまには、遠慮しなくても、誰も怒らないよ? ね、僕にあなたの本音を聞かせて? 愚痴でも、弱音でも、構わないから。
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