《第二章》

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魔理沙が来た次の朝、予告通り魔理沙は俺を迎えに来た。 「宵風、迎えにきたぜ!」 なんでも図書館に本を借りに行くらしい。 「魔理沙、いいかげん本を返してあげなさいよね。」 「死んだら返すぜ!」 魔理沙よ、それは借りるじゃなくて盗むな気がするんだが。 ともあれ、俺は今魔理沙と紅魔館という所へ向かって飛んでいる。 「あー、魔理沙?まさかまた窓を突き破るつもりか?」 頼むから否定してくれよ?そんな事を思いながら一応確認する。 「当然突き破るに決まってるだろ?」 「おーけぃ、俺は門から入らせてもらうから別行動をとろう。」 魔理沙を先に行かせて俺は減速する。 途中、湖で休憩していると、何やら青いワンピースを着た少女が俺の目の前に現れた。 「やい人間、アタイの縄張りに勝手に入るな!」 背中に氷の羽が見えるし氷の妖精だろうか? 「あー、悪い、すぐ出てくから。」 「分かればいいのよ!」 そう言いつつ無い胸を張る少女。
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