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「ま、今日は用事があるから無理だが近い内に遊びに来るよ。」
そう言って紅魔館を目指して飛び始める。
「これが紅魔館か、見るからに目に悪そうだな。」
門の前に降りて門番に声をかける。
「すみませーん。」
「……Zzz、もう食べられないですよぉ……。」
もうダメだこの門番、早く何とかしないと。
「咲夜さんはPA……。」
門番が何かを口走ろうとした瞬間に、彼女の額にナイフが突き刺さる。
「……何があったんだ?」
状況が飲み込めない俺に、どこから現れたのかメイド服を着た少女が声をかけてきた。
「紅魔館に何か御用ですか?」
一体どこから現れたんだろう。
「魔理沙に図書館に行こうと誘われたんですが、彼女が窓を突き破ると言っていたんで別々にここに来たんです。」
そう言うと彼女は納得したかのように頷いて微笑みかけてくる。
「貴方は常識のある人間みたいですね。図書館まで案内しますので中へどうぞ。」
次の瞬間、彼女は扉の前にいた。瞬間移動か時間操作か、そんな能力を持っているのだろう。
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