《第一章》

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「波斯、上に逸らすだけで十分だ。」 俺の指示を受けて波斯達が盾を少し上へと傾けせる。 「何!?」 魔理沙が驚くのも無理はない、彼女の放ったマスタースパークは進路を上空へと変える。 「俺の師匠曰く『弾幕はブレイン』らしいのでな。」 そう言いつつ、マスタースパークを放っているため動けない魔理沙に希臘が弾幕を打ち込む。 ピチューンという音と共に魔理沙が上空から落下する。 「希臘、波斯、お疲れ様。」 二体にねぎらいの言葉をかけてやりながら地面に崩れ落ちた魔理沙を回収する。 「あーっと、魔理沙?大丈夫か?」 「大丈夫だぜ。」 力無く答える魔理沙を抱えてアリスの家へと戻るとアリスが驚きの表情を浮かべて迎えてくれる。 「まさか魔理沙に勝つなんて思わなかったわ。」 「アリスの教えが良かったからだよ。」 正直、危なかったしな。 その後は魔理沙を含めてお茶会を楽しんだ。 帰りがけに魔理沙が「明日迎えに来るぜ」と言っていたが何をするつもりだろう。
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