シウルの伝説

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シウルの伝説

昔々、アフカという国に美しい姫がいた。 姫の名はアシリア・セフィネ・アフカ。 優しく、いつも国民のことを思っていた…。 その姫を守るために戦ったシウル・アストロスタという騎手がいた。 シウルとアシリアは愛し合っていた… しかし、騎手と姫との間の愛など許されるはずがなかった。 そんな中、アフカの国が隣国のダゼルに攻撃される。 ダゼルの王子、ハブルがアシリアを花嫁にするとアフカの国王に告げたところ断られ、怒り狂ったのだ。 姫と国を守るため、シウル、戦友のルイス・カータスマ、異母姉弟であり女剣士のリゼラ・ティースナーと共に敵国に立ち向かう。 ルイスとリゼラの二人は命尽きるまで戦い、国を守り抜いた。 シウルはハブルとの戦いの末、勝利するも姫に見取られてこの世を去った… アシリアはシウルのアストロスタ家の家紋、ルイスのカータスマ家の家紋、リゼラのティースナー家の家紋を重ね合わせ、それを胸に刺青した。 大切な仲間と恋人を忘れぬようにと… 三家の家紋を重ね合わせると、太陽をバックにしたペガサスのような模様になったという。 その後、アフカの国は争いなく、平和になったと言われている。
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