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「香奈美ちゃん!!!」
振り返ると、そこには
笑顔の貴矢くんがいた
やっぱりあなたには
笑顔が似合ってる
「ごめんね、待った?」
貴矢くんは息を
きらしている
走ってきてくれたの?
「待ってないよ。」
本当に待っている気が
しなかった
本当は三時間たってる。
でも貴矢くんのこと
考えてたら
あっという間だった
「選抜選手には...
なれなかった。」
え?
なれなかった?
「でも選抜候補として
練習参加できるんだ!!」
貴矢くんはとびきりの
笑顔で言った
「よかったね」
「うん!!!」
まだ候補か...
そしたら告白は
まだってことだね
また待たなきゃ
いけないね。
でも貴矢くんのこと
考えてたら
きっとすぐなんだろうね
「告白、先のばし
ばっかりして情けないね。
でも香奈美ちゃんの
おかげだよ。
選抜候補に選ばれたこと!!
本当にありがとう!!
だからもう少しだけ
待ってて」
「うん、信じてるよ」
あなたは裏切らない
そう思えたの...
だから 待ってる。
あなたの夢が叶うとき
私の夢が叶うから。
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