嫉妬の波

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「ごめんな…しかたなかったんだよ」 「しかたなく…?キス…マーク…つけたの…?」 話すのがやっとだった 隼人は私に近づき抱きしめようとしたが拒否した 「ほんとごめん…しかたなくだよ…そうしないと大声出すっていったんだ。真夜中に大声出して騒ぎたてる!っていうから……」 隼人はものすごく悲しそうに言った しかたなかったんだ… そうするしかなかったんだ… 私は何度も何度も頭の中で繰り返して隼人を許そうと思うのだけど… それと同時に隼人が奥さんの首筋にキスしてる姿が思い浮かび、どうしても許せなくて…つらくて…どうしたらいいのかわからなかった
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