時の操者

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少女を拘束し、話を聞こうとするが、何か違和感を感じる。 "ブレ"て見えるのだ。 それに加え、言葉も途切れ途切れだ。 お嬢様もそれに気付き、その少女の"ブレ"をパチュリー様に解析させ、私にはこの少女の身元を洗うように指示された。 唯一の手掛かりは「さくや」と刻まれた懐中時計。 それを手掛かりに街へ行き情報を集める。 ある程度の情報を仕入れ館に戻ると、パチュリー様の解析も終わっていた。 どうも、時の断層が起こっており、それはその少女の力の暴走が原因なようだ。 時の断層が何なのかはよくは分からなかったが。 今は安定しているようで、何とか話が出来る状態になった。 話を何とか聞き出し、別室に待機するお嬢様に報告しに向かう。 「…どうだったの?」 お嬢様はどこか不安な様子で聞いてくる。 私は街で聞いてきた話と、少女から聞いた話を交えて、お嬢様に報告する。 全てを聞いたお嬢様は、一言で言えば、怒っていた。 ピリピリと静電気のような気を発しながら、私に言った。 「美鈴、ついて来なさい。」 言われるがままについて行き、主は少女の目の前へ赴き、言い放つ。 「今から諸悪の根元をぶっ飛ばしてくるわ。」 少女は、主を睨むのも忘れ、部屋から出ていく主と私を見送った。
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