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兄:「ああ、マジだとも。じゃあ2通目のハガキいきま~す!え~、ラジオネーム元・臨時教師さんから。『祐也様、お兄ちゃんさん、こんばんは。』」
「「こんばんは~!」」
兄:「『ある人から強制でこのラジオに何か書いて送れと脅されてハガキを送りました。』わーっ、そんな物騒な人もいるもんなんだねぇ。まさか……祐也くん?」
俺様:「はっ!?俺様なワケねーだろ!?確かに、佐藤には出せっては言ったけど……でも臨時教師って……まさかなぁ……」
兄:「『実は最近、自分の恋人のワガママっぷりに拍車がかかってしまい、手を付けることができません。どうすれば少しは落ち着かせることができるのですか?』……だって。元・臨時教師さんは大変だなぁ。彼女の顔が見てみたいよ。ま、俺の拓海には到底叶わないとは思うけど!祐也くんはどんな方法があると思う?」
俺様:「(やべ……コレ、ぜってー佐藤だ)……あっ、俺様!?俺様は……」
兄:「うんうん」
俺様:「俺様は……そのままでいいと思うな」
兄:「えぇぇっ!?ナゼにッ?!」
俺様:「だって、ワガママなところもその彼女の魅力なんだろ?(佐藤め……帰ったらシメてやる!)」
兄:「ん~まあそんなモンですかね。俺だったら……俺だったら悩まないッ!!むしろ受け入れる!!でも、コレは拓海限定だから、俺が元・臨時教師さんの立場だったら、コレは確実にキレてますね。ヒドい時は殺意が芽生えますから。あンのクソガキ~って!!」
俺様:「は、はぁ……」
兄:「てなわけで元・臨時教師さん、参考になりましたか?その人が本当に好きならもう少しガマンしてみてください!もしそれが苦痛になったらちょっとだけキレてみちゃってください。それで仲直りできたらロメンスです!」
俺様:「は?ロメンス?……ま、気をつけるから。じゃあ次の……って、もうハガキないんだっけ」
兄:「いや、運良くメールが来たぞ!」
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