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これが最初の何時もとは全く違う異変だった。1時間たっても出発しないので電車を降りた。
抄から電話がかかって来た。
光汰「なんでさっき無言だったんだ?」
抄「こ・・怖い、死ぬ・・・ガンッ!」 電話が切れた。
光汰「え・・・何のつもりだよ彼奴・・」
私は抄に電話をかけてみた。
「この携帯は現在つ・・・つ、つつかわわ わわ、われてま・・せ・・ん」
光汰「うおっ!」
私は叫びをあげ携帯を落としてしまった。私の叫びを聞いて隣の人が声をかけてきた。見た感じ美人だった。
冴子「あのぉ、大丈夫ですか?」
私は大丈夫と言う意味に疑問をもった。光汰「い、いま友人が!」
もう隣にいた叔父さんが私の慌てた様子を見て話しかけてきた。
元造「君もかい!?」
光汰「友人に電話をかけたら 死ぬ、怖いって言ってそのまま大きな音がして切れたんですよ!!」
元造「私もなんだ・・電車がこの有り様だから部下に遅れると連絡をしたら 怖いと言い残して電話が切れたんだ!」
冴子「お二人とも大丈夫ですかぁ?」
私はまたもや自分達の頭が狂っているのではないかと言われている様な気がした。
元造「君の知人は大丈夫なのかい?!」
冴子「さっき友達に電話したら繋がらなかったんですよぉ」
いきなり元造が大声で周りの人達に自分達と同じ事が起こっていないか尋ね初めた。どうやら私達以外も同じ状況らしいが他と違うのは唯一私と元造さんだけが一度は繋がった事だけだ。私は実際退屈な毎日から解放されたと心境は喜んでいた。私は冴子さんを呼んだ。
光汰「電車が発車するまで私達といますか?」
冴子「えぇ」
私は心の中で元造さんを勝手にリーダーにして、元造を頼りにした。
バンッ ガン!
改札から音がしたので元造さんを頼りに冴子さんと一緒に改札を見にについていった。
50歳後半辺りのオッサンが荒れていた。義人「おい!何時になったら動くんだ!」
私はオッサンの言葉を耳に時計をみたら朝合わせていた筈の時計が駅の改札にある時計と4時間もずれていた。
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