第1話 陽のあたる場所へ

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(下駄箱へ向かう朋也) 朋也(M) 「これ以上他人の俺が関わるのはよくないしな きっとアイツも今頃演劇部の連中と……」 (気になって戻る) 朋也(M) 「なにやってんだよ… 心配して様子を見に来てみれば結局朝と同じかよ」 渚(回想シーン) 「時期が時期ですし」 朋也(M) 「引退直前の三年生 演劇部の連中は温かく迎えてくれるのか? 今からがんばるなんてやつを…ん? は、ん、ばー、ぐ? ハンバーグ? 今度は夕飯か………?」 (渚が扉をあける) 朋也 「…くそっ」 朋也(M) 「俺もなにやってんだか!」 渚 「…………あ」 (物置状態の教室を見つめる) 朋也(M) 「……思い出した」 春原(回想シーン) 「知ってるか?岡崎 演劇部廃部になったってさ 今じゃ物置扱いだってよ」 朋也 「……ん」 (渚の頭に手をおく) 渚 「あ…いらっしゃったんですか」 朋也 「ああ悪いな見てた」 渚 「頭の手は…なんですか?」 朋也 「いや別に」 渚 「そうですか…」  
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