6人が本棚に入れています
本棚に追加
朋也(M)
「―また いた
誰もいない世界で根をはったように動かない女の子」
朋也
「―アンタさあ
昨日もここにいたよな」
渚
「あ…っはい…
ずっと…ここにいました」
朋也
「ふーん…」
(立ち去ろうとする)
渚
「―あ!あ…あ…あの…
あのっ!後ろついてっていいですか…っ」
朋也
「………なんで」
渚
「えっと…
ひ、ひとりで登るのは…
不安だからです…」
朋也
「………勝手にすれば」
朋也(M)
「―わざわざ俺なんかに頼らなくても他にも友達くらいいるだろうに…」
朋也
「なんでひとりじゃ登れないんだ?」
渚
「えっと…それは…その…」
朋也
「別に無理して言わなくていいけど俺たち他人だしな」
朋也(M)
「どうせすぐそこまでの関係だし」
最初のコメントを投稿しよう!