拉致されたバスケェットメーン

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「……幸い、どうやらそこの君はこの漫研の入部希望者なのだろう?」 「はい。お世話になります。イラストに凄く興味があります!」 ツインテールの女の子は会釈をする。オレの隣に出されたパイプ椅子に女の子は座る。 「はい、お茶よー。 名前は何て言うのかしら? 」 由紀子さんはツインテールの女の子に聞く。 「明石 南です」 「はーい。よろしくね南ちゃん。 あと、そこの君は何て名前かな? wwwww」 「山下 満……」 「そっか、山下君かーwwwこれからよろしくねwwてか面白みのない名前ねwww」 よろしくねじゃない。女の子との態度と違いすぎる…。 「…ふむ、後の1人だが、実は既に拉致済みだ」 「あら、素敵wwwww」 「素敵じゃないですよ。 ちっとも!」 オレの言葉など意にも貸さず、2人は盛り上がっていた。横では南ちゃんは楽しそうに笑っていた。オレはこの状況を楽しめそうにない。 鈴木部長は部室から一旦出ていき5分ほどもするとまた部室に戻ってくる。
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