723人が本棚に入れています
本棚に追加
「……幸い、どうやらそこの君はこの漫研の入部希望者なのだろう?」
「はい。お世話になります。イラストに凄く興味があります!」
ツインテールの女の子は会釈をする。オレの隣に出されたパイプ椅子に女の子は座る。
「はい、お茶よー。
名前は何て言うのかしら? 」
由紀子さんはツインテールの女の子に聞く。
「明石 南です」
「はーい。よろしくね南ちゃん。
あと、そこの君は何て名前かな? wwwww」
「山下 満……」
「そっか、山下君かーwwwこれからよろしくねwwてか面白みのない名前ねwww」
よろしくねじゃない。女の子との態度と違いすぎる…。
「…ふむ、後の1人だが、実は既に拉致済みだ」
「あら、素敵wwwww」
「素敵じゃないですよ。
ちっとも!」
オレの言葉など意にも貸さず、2人は盛り上がっていた。横では南ちゃんは楽しそうに笑っていた。オレはこの状況を楽しめそうにない。
鈴木部長は部室から一旦出ていき5分ほどもするとまた部室に戻ってくる。
最初のコメントを投稿しよう!