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「アイツが帰って来たらさ、パーッと打ち上げでもしような」
「絶対やろう。渉は私達に沢山ありがとうって言ったけど、私…私達も渉に沢山ありがとう言わなきゃ」
「そうだな。俺達がこうしてるのもアイツのおかげだからな」
渉の一番の親友だと言う。
うん、自称ね。
でも渉も一番って言ってたしそうなのかな。
でも、今までの生活を見れば頷ける。
本当に楽しそうに話すし、何でも言い合って、どんどん絆が深まってる気がするもん。
ちょっと私は入れないかな、男二人の世界には。
「頑張れ、渉」
「聞こえねーよ」
「うるさいなー、ほっといてよ」
「ちげーよ」
「はぁー?」
ニヤリと笑って亮介は立ち上がって私を一瞬見て空に向かって
「頑張れよ――――!渉――――!」
大声で叫んだ。
恥ずかしいじゃん、馬鹿。
でも、これで良いのかな。
うん、届いた?私達本当にすっごく応援してるから。
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