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傷
君は誰かを傷つけるくらいなら
独りで良いと呟いた
その顔は哀しげで…
それでいて優しかった
そんな不器用な生き方を
美しいと僕は想った
君が僕を変えてくれた
誰に宛てる訳でもない
僕の中だけのラブレター
頬を赤らめながら
『好きだよっ』
と言ってくれた君を
僕は守りたかった
僕はちっぽけで
何も出来ない自分が
もどかしかった
いつか君の傷を
癒してあげられる
絆創膏に…
僕はなれるといいな
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