開眼

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問太はコーヒーを買って侑香のとこに戻ってきた。 コーヒーを開けて飲んでみた。たしかに結構うまかった。 侑香は『おいしいやろぉ。』といいながらカバンから何かを取り出した。マシュマロだった。 『今日友達に勧められて買ってんけど…なんか微妙で。いる?』 せっかくなので一つもらった。マシュマロはそんな好きではなかったが今日は自然と食べることができた。 しばらく思い出話に浸ると、侑香は若干不安そうな顔でこう言ってきた。 『雄輝…メアド教えてくれん?』 問太は笑顔で答えた。 『もちろん。いいとも~』 2人は赤外線通信をした。赤外線だけではなく通じあってた気がしなくもない。 『ありがとう。そろそろ走るわ。』 『こちらこそ!!俺も走らねば。』 問太は謎の提案をした。 『侑香、俺の実践演習に付き合ってもらうと嬉しいんだが。』
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