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ヒチョルが暴れる前に…その場を離れようとヒチョルの腕を掴む俺だったが、ヒチョルが微動だにしない。
「でも、優しいしカッコ良かった!」
つたない韓国語で結構必死に答えた女の子。しかし男は更にヒチョルを罵倒した。
「どうせ顔で選んだんでょ?」
…おい、
それは彼女に対しても失礼じゃないか。
てか俺やキボムは顔じゃなかったのか?
「…ん?」
その時俺の横をフワリと微風がよぎった。
片方の嘴だけを吊り上げて、不自然な口で嘲笑ったヒチョル…
「なら、お前の顔は負け惜しみか?」
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