recycle

25/35
前へ
/36ページ
次へ
「一番最初に使ったのは、僕が高校生の時だったと思う。 友達から貰ったんだ。 普段は靴とかに隠してて、休憩時間とか合間合間にトイレで使ってた。 今日・・・が初めてだよ、こんなに訳が解らなくなるなんて知らなかった。でもちゃんと覚えてるし理解してるんだ・・・」 「・・・ヒョン、俺は同室だから一番最初に気づいてました。 ヒョンが知らなかっただけで、きっと皆も・・・」 その後で口を閉ざしたギュヒョンを僕はゆっくりを抱きしめた。 やがてコンコンとノックがして、 俺達の部屋には中国にいるハンギョン兄さんと、寮を出て行ったキボムとシウォン以外のメンバーが次々と入って来た。 深くキャップを被ったドンへとイェソン兄さん。 まだ理解が出来ていないような顔のウニョクと、ムスッとした顔のヒチョル兄さんとカンイン兄さん。 最後に目を赤くしたリョウクの肩を抱きながら、イトゥク兄さんが扉を閉めた。 先手をきって話したのは、同じ年のシンドンだった。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加