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そして、そのまま僕の隣まで移動し頭を撫でた。
「・・・ずっとお前といたけど、こんな事するヤツだなんて知らなかったよ。」
頭を撫でながら微笑みかけた兄さんの顔は、笑っていても泣いている様な、そんな複雑な感情が垣間見えていた。
静まり返った空気が少しづつ兄さんの声で緩和されていく。
「俺、お前の何を今まで見てきたんだろうな・・・・メンバー全員を気にしてたつもりでも、ソンミンは大丈夫だろって、どっかでお前の事ほっといてたんだ。だから・・・・気づいてやれなくて、ごめんな。」
その言葉を聞いたら、頭の中で考えるより先に、
スーっと頬に暖かい涙が伝っていた。
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