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「ここでカンインの言った通りにするのが、賢明な判断なのかもしれない。正直ソンミンのした事は許されない事だけど・・・・
もしソンミンが努力して更生してくれれば、事務所にも迷惑をかけずにすむし俺達も解散なんて事にはならない。
メディアに叩かれることも、ソンミンのご両親が泣く事もない。・・・だから、俺達の中だけで解決していこうと思う。」
兄さんの腕は、僕の反対側に居たギュヒョンともども、ぎゅっと包み込んでいた。
「お前が犯した過ちを二度と繰り返さない為にも、俺達がお前を守っていくよ。
だからスージュを辞めるなんて言うな。
お前もスージュを守ってくれ。」
薄い胸に抱かれて、
天井を見ながら、涙がとり止め無く溢れた。
目を瞑ると、瞼の裏皮に張り付いた、小さなおじさんが見えてきそうだったから必死で目を開けた。
結局、皆がイトゥク兄さんに同意した。
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